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第3期 相談員養成プログラム研修 第5回

高麓では、年間を通じてさまざまな研修を開催し、職員一人ひとりの成長をサポートしています。高麓のミッションである「“最期まで自分らしく生きる”を増やす」を実現するために、一人ひとりが自分の描くキャリアに向かって挑戦できる環境づくりに力を入れています。

この相談員育成研修は、生活相談員の仕事に興味を持ち、「学びたい!」という意欲のある職員を対象に実施しています。


前回は、相談員の視点で、「それぞれの専門性を理解・尊重し、多職種との連携について理解すること」「多職種との会議の時に必要な項目について理解すること」を目的に、「多職種連携」について、学びました。
まず初めに、前回アセスメントしたお客様の1か月の経過を共有し、参加した職員や講師と一緒にどのようにお客様やご家族と関わっていくといいのか、見立て行きました。職員からは、「先月と変わっていないところもありますが、体調面や認知症の進行度によって介護の仕方が変化しました」「ご家族とお客様について相談し連携させていただいたことがありました」と発表がありました。講師からは、相談員の視点で、ご家族の仕事や生活背景なども考慮しながら相談・連携を進めることや、今後の見通しを持ち、必要なサービスを考えていくことが大切であるとアドバイスがありました。今回の共有を通して、前回学んだ多職種の専門性を、実際の介護やご家族との関わりの中でどのように活かしていくとよいのか、具体的に考える機会となりました。


今回は、相談員が事業所の運営を支える役割があることを理解することを目的に、相談員の業務の一つである「事業所の運営管理」について学びました。
事業所の運営管理には、大きく分けて2つの側面があります。
1つ目は、「計画の作成やモニタリングなどを通じたサービスの調整・管理」です。
相談員には、ケアマネジャーが行うアセスメントからプランニング、担当者会議、サービス提供、モニタリングなどの流れ把握し、現場の介護職員と情報共有しながら、お客様の状況や施設で提供できるサービスについて、ケアマネジャーが必要とする情報を適切なタイミングで伝えていくことが重要です。研修中、講師から「例えば、高麓のデイサービスの特徴は何ですか?」と、質問がありました。参加した職員からは、「自己選択できるところ」「手先を動かす訓練ができる」「パン作りがあるところ」など意見が挙がりました。普段提供しているサービスの特徴を改めて考え、お客様一人ひとりのニーズと結びつける重要性を学びました。

2つ目は、稼働率の管理や目標達成に向けた営業活動など、「数字の管理」です。
数字の管理は、お客様に質の高いサービスを提供し、地域に貢献していくためにも、運営上欠かせないなことです。目標を達成するためには、お客様のニーズや時期による需要の変化を把握し、見通しを持ちながらお客様やケアマネジャーと関わることが重要です。また、他のサービスとの関連性や、影響も考慮しながら、状況に応じて柔軟に管理していく必要があることを学びました。
これまであまり知る機会のなかった相談員の運営管理という側面についても学び、「知らなかった」と驚きがあった職員。サービスを調整するだけでなく、数字の面からも事業所の運営を支えていることを知り、相談員の役割について理解を深める機会となりました。

次に、実際の事例を用いて、数字の管理について実践しました。料金表をもとに、デイサービスや長期入所などの1日あたりの単価や、年間の施設収入に占めるデイサービスの割合を計算しました。「お客様の支払っている金額を初めて知りました」「相談員はご家族の状況に合わせてこれらを説明しているのか」と声がありました。お客様との契約を進めるうえでは、法律や施設が提供するサービスについて正しく理解し、分かりやすく説明することが、お客様やご家族から信頼していただくために重要であると学びました。

今回の研修を通して、お客様や地域の皆様により良いサービスの提供を提供するために、ケアマネジャーや現場の職員と連携しながら、施設の運営にも携わっていることを学びました。これまでに知らなかった相談員の業務や、サービス提供までの流れを把握することで、現場でのお客様との関わりについても、新たな視点を持つきっかけになったのではないでしょうか。

参加した職員からは、「今、自分が関わっているお客様も、相談員が信頼関係を築き、契約を結んでいただいたうえで、サービスを提供できているのだ」と相談員の動きを理解することで、自分自身の業務の在り方を改めて振り返る機会になりました。

今回の学びを日々の業務に生かし、これまで以上に、一人ひとりのお客様と関わる時間を大切にしていきたいですね。

次回はいよいよ最終回です。これまでの研修で学んだことを発表してもらいます。