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10/20 第1回認知症研修START!
高麓では、年間を通じてさまざまな研修を開催し、職員一人ひとりの成長をサポートしています。
今回ご紹介する研修は「認知症研修」です。全12回にわたって実施するシリーズ研修で、今回は第1回目となります。
この認知症研修では、「認知症」について学びを深め、得た知識を日々の介護やお客様との関わり方に活かすことを目的としています。また、お客様が自分らしく生活できるよう、一人ひとりに合った支援を考えるとともに、認知症のあるお客様との関わり方について、職員同士で悩みや工夫を共有し、日頃の介護に活かせる学びの場としています。
この研修には、新卒・中途1、2年目の職員と、「認知症についてもっと学びたい!」と参加希望をしている職員を対象に、実施しています。

記念すべき第1回は、「認知症とは何か」という認知症の基礎について学びました。
まずは、隣の人と、職員が抱いている「認知症のイメージ」について自由に話し合いました。
「すぐに忘れてしまう人が多いよね」「昔の記憶はよく覚えているかな」と意見が出たり、「そうだよね!同じイメージだよ」「感情が不安定になる人もいないかな?」など、共感し合ったり、新たな気づきが生まる場面も。
共有後は、認知症とは、「脳の病気などによって認知機能が低下し、日常生活に支障が出ている状態である」ことを知り、認知症について再認識することができたようです。

次は、「認知症」と「ちょっとした物忘れ」の違いについて考えていきました。「忘れてしまう」という観点で似ている症状。「何が違うのかな?」と、職員みんなで考えていきました。
例えば、「昨日の夕食、何を食べましたか?」と尋ねる時、認知症の方は「食事をしたこと自体を忘れてしまう」一方、物忘れでは、「食事をしたことは覚えているけれど、何を食べたか忘れてしまう」という違いがあることに気付いた職員。具体的な例を通して、認知症のある方とそうでない方の記憶の違いについて学び、認知症への理解を深めることができました。

また、認知症には「アルツハイマー型認知症」をはじめとする、様々な種類や特徴があり、種類によって、お客様の身体症状や進行の仕方に違いがあると知りました。
学んでいく中で、「日頃関わっているお客様の認知症の種類はどうかな?」「この症状が出るときは○○な対応をするといいのかな」とお客様一人ひとりにあった必要な介護や対応方法について考えるきっかけとなったようです。
最後に、認知症の方から見た世界について話し合いました。
「人や場所などを忘れてしまうと、自分がどこにいるのかわからなくて不安だよね」「知らない言語や人、場所に囲まれているから、いきなり海外に来た気持ちかな」と認知症の方の立場になって想像していった職員。その中で、「知らない場所で不安だから帰りたいと話す人がよくいるんだね」といった気づきが生まれ、認知症の方が話す何気ない言葉や行動にはその方なりの理由があることを実感する機会となりました。

認知症のある方は、新しいことや人・時間・場所を覚えることが難しくなったり、理解・判断力・実行力の低下などの症状から、「帰りたい」「あなたは誰?」の言葉や不安、拒否等などに繋がっていきます。そのため、目の前の言葉や行動だけで判断するのではなく、「どうして帰りたいのだろう?」「何か不安に感じていることがあるのかな?」「自分の対応はどうだったかな?」と、その背景にある思いや理由を考えることが大切である、と、講師からアドバイスがありました。
今回の研修では、介護未経験だった職員や、改めて「認知症」のことについて学びたいと思った職員などが参加しています。座学だけでなく、グループワークも入った研修だからこそ、職員一人ひとりが普段感じている思いや自分の考えを他の職員に伝えあい、学びを深めていく姿がありました。
今回の研修を通して、認知症を持つ人の視点を知り、症状の種類や要因などの背景を学ぶ中で、認知症を持つお客様とどのように関わり、介護をすると良いのか新たな気付きやヒントが得られたのではないでしょうか。
今回得た知識を現場で活かし、お客様の言葉や行動にある背景を考え、一人ひとりの気持ちに寄り添いながら、お客様が自分らしく過ごせる介護や関わり方に繋げていきたいですね。
