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10/4 社会貢献活動 認知サポーターキャラバン
●認知症サポーターキャラバンとは?
認知症の人とその家族への応援者である認知症サポーターを全国で育成し、
認知症になっても安心して暮らせる町づくりを目指しています。
『認知症サポーター』は何か特別なことをする人ではありません。
認知症について正しく理解し、偏見を持たず、認知症の人や家族を温かい目で見守る「応援者」です。
皆さんの周りにも、認知症サポーターカードやオレンジリング等を持っている方がいたら、きっとその方も認知症サポーターです。
それらの認知症サポーターの証は、「認知症の人を応援します」という意思を示しています。
●東益津小学校での『認知症サポーター養成講座』
今回は、高麓から一番近い小学校、東益津小学校4年生を対象に「認知症の理解と関わり」について勉強する時間の
講師役として依頼をいただきました。
講師を務めたのは、去年、認知症サポーターになったばかりの職員2人が担当しました。
東益津地域は、おじいさん、おばあさんと一緒に暮らす家庭も多いようで、
今日会った4年生の皆さんもおじいさん、おばあさんの存在は身近な児童さんが多いようでした。
初めはアイスブレイク交えて、クイズ形式で認知症がどれくらい身近なのかを知りました。
皆さんも元気よく手を挙げてくれて、盛り上がったスタートでした。
今回、4年生の皆さんにお伝えしたポイントの一つ『認知症は脳の病気』ということ。
脳に変化が生じることで、認知症になります。
見た目では認知症かどうかわかりづらいからこそ、より皆さんに伝わるように、
通常の重さの脳の模型と、認知症の時の重さの脳の模型を用意しました。
勇気ある2人が脳を持って、重さを比べました。
「こっちは重いけど、こっちは軽い!」
認知症の原因となっている脳の重さを体験し、認知症は脳の病気なんだということを知っていただけたでしょうか。
その後は、認知症の症状の勉強を踏まえながら、『どんな関わり方が良いのか』を一緒に考えました。
焦らせない・不安にさせない関わり方は、認知症の進行にも影響する大事なところ、でもここが1番難しいところ。
おじいさんやおばあさんから「ご飯まだ食べてないんだけど・・・。」と言われたら、君ならなんて答えますか?
この質問に
「あとで作ってあげるね。」
「僕の飴をあげるよ!」
と自分たちなりの精一杯の優しさを見せてくれました。
その素直な言葉に心打たれた講師たち。子供達の純粋な心が眩しく感じます。
後半には、認知症サポーターとして皆さんができること、を伝授しました。
「話しかける時には、視界に入って、目線を合わせて、優しい口調で。」
自身のおじいさん、おばあさんと重ねて、真剣な眼差しで講師の話に耳を傾けてくれましたね。
最後は、認知症の方の気持ち、その家族の気持ちも伝わるようなアニメを見ておさらい。
「自分のおばあちゃんに優しく声をかけたいなと思いました。」
と感想でも温かいコメントをいただきました。
初めての講師を務めさせていただき、拙い部分、ちょっと難しすぎてしまう部分もあったかもしれませんが
4年生の皆さんの感情豊かな言葉・表現に、癒しと元気をいただきました。
これからは認知症サポーターとして、ぜひ身近な高齢者に安心して過ごしてもらえるような関わりをしていきたいですね。
本当にありがとうございました。