子育て関係の制度

高麓では若い職員が多いことから、子育てと仕事の両立世代の応援に力を入れ、「えるぼし」、「ふじのくに子育てに優しい企業」の認証、「ふじのくに女性活躍応援会議」「静岡県男女共同参画社会づくり宣言事業所・団体」への参画をしています。

小学校就学までの時短制度の導入

離職の原因の1つとなる法定の3歳までの時短勤務制制度から放課後倶楽部等が利用できるようになる「小学校就学まで」時短勤務対象範囲を拡大しています。6時間以上の勤務であれば、時短を希望する職員の希望時間での就業が可能です。

時間有給制度や子の看護休暇、育児目的休暇の法定以上の対応

就業中の急な子に係る休暇が必要な際に、対応できるよう時間有給制度を整備。また、子に係る欠勤が発生しやすい「小学校に達するまでの子を持つ職員」を対象とした有給休暇制度を整備。通常の有給休暇より率先して使用するように促進しています。取得は男女関係なく取得できます。

家庭の事情に合わせ働き方を自分で選べる

時短勤務が難しい場合は、部署異動を行うことで正職員のまま就業が可能に。異動部署では時短勤務期間中の職務量の配慮をするようにしています。希望すれば、賞与支給額を下げることによって保育園に預けることが難しい土日祝の勤務を免除できる制度を整備しました。

施設内託児所やケアラー制度等、男性育休取得の推進、復職研修等 子育てを施設全体で応援する仕組み

土日祝も就業する業種のため、土日祝の8:00~18:00に1日1,000円で専任の保育士が保育する施設内託児所を整備しています。昼休憩時に様子が見れるほか、体調が急変した際など制度を組み合わせ早退できる協力体制があるます。
また、育児休業前後に下記の研修及び面談を実施しており、施設全体で応援する仕組みがあります。

1.休業前にヒアリングをし、復帰後の働き方計画(予定)を策定します。
2.休業中定期的に面談(対面又はオンライン)を行い、働き方、メンタル面等の相談を受けます。
3.復帰1ケ月前に最終面談を行い、本人の状態に合わせた配属を決定します。
4.復職後1週間以内に休職期間中に変化した事項や配属部署の情報を共有します。半月~1か月程度は指導職員がつき、OJT研修を行います。
5.復職後、定期的に面談を行い、メンタルケア、働き方相談を行います。

子育てに関する相談は他部署の子育て経験者相談役の「高麓パパ・ママケアラー」に相談することも可能です。

カムバック制度(優先復職採用制度)

育児、介護、配偶者等家族の転勤等諸事情により、やむなく退職する職員に対し、一定の年月を経過することで(子ども成長、介護事象の解消等)その退職せざるを得ない事象が解消した場合において、高麓への復職希望(再度雇用)をする職員に対し案内する復職採用制度「カムバック制度」も導入しています。

子育て経験者が多いことから気持ちの共有、理解が深いこと

女性職員が多い高麓では、両立支援や育児休暇等が現在のように浸透する以前から施設として職員の子育てに対し、配慮と協力の念が強くありました。施設内託児所もいち早く導入し、時勢に合わせ、男性の育休取得の推進、時間有給制度の導入等を行い、今年度には離職の原因となる3歳の壁を無くすべき、「小学校就学までの時短勤務対象範囲」の拡大や多様な働き方に対応した「自己選択型の勤務体系」を導入しました。今後ますます多様化していく働き方や職員ニーズに応え施設として健全な運営と職員の両立支援方法を模索していきます。