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【8/22】役職者を対象に「アサーティブコミュニケーション研修」を行いました。

高麓では、役職者を対象にした研修を定期的に実施しています。「”最期まで自分らしく生きる”を増やす」ミッション実現のため、部下を教育する立場として、マネジメントスキルを磨きます。


今回は、NPO 法人アサーティブコミュニケーションジャパン認定講師の谷澤久美子氏を講師として招き、
主任を中心とした指導部下が多い役職者を対象に「 アサーティブコミュニケーション研修」を実施しました。
役職者自身のコミュニケーションを振り返り、癖に気づくことにより適切な自己表現を目指すことを目的とした研修です。
部下に対して業務の中で必要な指導をする場面がある中、スタッフ間で言いにくいことでも必要なことを伝えられるようになる為、ハラスメントにならない指摘の方法、適切な自己主張「アサーティブ」の基本的な考え方と具体的な伝え方を学びました。


まず、自分自身のコミュニケーション特徴の自己点検を行いました。
コミュニケーションのパターンは3つ。
『攻撃的』『受身的』『作為的』どのパターンに自身が当てはまるか考え、自分を知る所から始めました。
『アサーティブ』とは、自分にも相手にも誠実であること、遠回しにならずに簡潔に、具体的に、上から目線でもなく卑屈でもなく立場が違っても人として尊重すること。
そして言ったこと、言わなかったことの「責任」は引き受けることです。

その後、事例を使いロールプレイを行いました。2人1組でやってみましたが、なかなか難しい。
日頃からの自分自身の話し方、癖が誰にでもあります。


さて、ここからアサーティブのスキルを学んでいきます。
アサーティブのスキルは対話の準備が9割。
対話の目的を確認し、「自分の主張を明確にして整理すること」ここが一番大切になります。
そこから対話のやり取りで合意を目指します。
まず、「事実・問題」を客観的に伝え、次にその問題に「私はどんな感情を持っているのか」を伝え、
最後に「相手にどうしてほしいのか」を伝えて合意できるように話をしていきます。


昨年もハラスメント研修の中で、アサーティブコミュニケーションの研修は実施していますが、実践していくことは難しかったです。
今回は3時間半といいう時間を使い、自分の事例に置き換えて、ロールプレイを繰り返しました。
自分が抱えている事例を持って3人1組になって行い、自分なりにアサーティブの手法を使って伝える。
その後、自分以外の人からのフィードバックを受けます。それを繰り返していきます。
アサーティブコミュニケーションの伝える流れは、
①事実と問題点を話す
②自分の気持ちを伝える
③相手の言い分を理解する
④自分の責任を認める
⑤要望を具体的に伝える。 
この練習をして会話のキャッチボールが明らかに上達していきました。

介護の仕事は日々交代勤務であったり、人が対象であるからこそ時間通りにいかず忙しかったり、多様な働き方のなかで自分の考えを伝えにくいこともあります。
仕事に対する考え方も取り組み方も多様な中でも、伝えるときにハラスメントにならず、自分軸を持って自分の言いたいことを伝える手法を学びました。
先生からも最後に『そのままのあなたでOK。 そのあなたで、今できることをやっていこう。』と言葉をいただきました。
自分の伝え方の癖は誰にでもあるので、そこを自覚して工夫して伝えられるようになっていきたいと思います。



今回学んだことから、参加した役職者の皆さんには日々の中でアサーティブを実践し、面談の場面や必要な時、相手に改善してほしいことを伝える時にコミュニケーション手法の一つとして役立ててほしいと思います。きっと自分のメンタルヘルスにも役立つはずです。
役職者がこの研修を通して学んだことを活かして、コミュニケーションをとり、チーム力を高めてほしいと願います。

よりよい職場を皆で目指しましょう!