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8/17 認知症ケア教育プログラム2年目対象「人的環境と物理的環境」を実施しました。
高麓では、ミッションでもある「”最期まで自分らしく生きる”を増やす」を果たすために認知症のお客様の尊厳が守られ、自分らしく生活できるような支援をできる職員の育成を基に「認知症ケアプログラム」と称し、新卒~4年目までの段階的研修を行い、認知症に対しての理解、必要な知識・技術の取得を課しています。
今回は新卒2年目の職員を対象に「人的環境と物理的環境」をテーマに研修をしました。
主な目的は次の2点です。
①住環境などの物理的環境の持つ意味を考え、介助者として環境に働きかける重要性を理解すること
②人的環境としてコミュニケーションの持つ意味への理解を深めること
認知症の方が最期まで自分らしい生活を送るためには「その方の能力に応じた自立した生活」「慣れしたんだ生活」を支えるための環境への働き方が大切で実際のお客様の居室の写真や演習を通じて「自分らしさ」「馴染みやすさ」「分かりやすさ」「移りやすさ・使いやすさ」「動きやすさ」「居心地のよさ」等物理的環境の持つ意味を深めました。
人的環境においては自分たちが行っているケアを振り返り、自部署のカウンター周囲で申し送りした場合、認知症のお客様にとって、どう感じるのか、どう改善したらよいのかということについて話あいました。
職員からしたら、仕事上で必要なことでも、認知症のお客様にとっては自分の噂話をしているのではないか、悪口を言われているのではないかといった不安を感じさせてしまっている可能性があるということを理解できました。
最後に人的環境と物理的環境それぞれについて自分が所属している部署、担当フロアの課題と明日から取り組める改善点を考え、研修を終えました。
入職して1年が過ぎ、介護現場での仕事に慣れた今だからこそ感じる課題なども個人個人が感じることができたのではないかと思います。この内容を明日からの仕事に活かしていきましょう。