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11/7 志太三市若者地元就職促進事業 校内お仕事体験フェス@焼津中央高等学校に参加しました

志太三市地域で働く若者の姿や魅力的な企業を紹介することで、高校生のキャリア形成や進路選択を応援する企画「志太三市若者地元就職促進事業 校内お仕事体験フェス」に参加しました。
本日は焼津中央高等学校へお伺いしました。
進学校では珍しい取り組みらしく、県外への進学も多い中、地元志太3市の企業や仕事を知る取り組みとして今回実施されました。
高麓は「介護の仕事」「介護の仕事を選ばなくても介護や高齢者が生活に密接であること」を知ってもらう機会として参加し、体験していただきました。

今回の仕事体験は「季節を感じるレクリエーション企画」をしていただきました。
介護施設を見たことがない学生も多い中、高麓の紹介をするとともに、まず、施設がどのようなところか、どのような人が対象か、介護は何をしているのかをレクチャー。
お世話をするというイメージが多いのですが、自分でできることはやっていただくことで自分らしく生きる力が継続できるという話をすると、
「なるほど!全部やってしまうと返って出来なくなってしまうんですね!」
と、今までなかった視点を学んでいただいたようです。

次に実際にレクリエーションを提供する高齢者がどのような身体状況なのかを映像と疑似体験グッズで80歳程度の高齢者体験をしていただきました。
「全然見えない」
「自分たちは動かせるけど、体が硬い」
「聞こえない」
「いろんな状態の方がいるんですね。いつまでも健康でいたいな」
と、対象の高齢者のイメージが湧いたようです。

いよいよ企画。
学生さんたちはそれぞれ1人の介護士になり、11月やこれから12月にうつろぐ季節(秋~冬)を感じていただけるようなレクリエーションを考えます。
まずは個人ワークで思いつくままにアイディアを付箋に書いていきます。

「う~ん11月は難しい。12月なら出しやすいけど…」
と、悩む方もいれば。
次々に書き留めていく方もいました。

お客様に楽しんでもらえるような素敵なアイディアがたくさん出ましたが、ひと月に実現できるものは限りがあります。
6人程度のチームで仕事をすると想定し、テーマを決めて1つの企画を作っていく会議を体験してもらいました。

テーマは何にするか。
何のためにその内容にするのか。
全員が楽しめるにはどのような配慮が必要か。
演出や飾りつけは? 等等
合議で決めていきます。
多数決で決めるチームもあれば、メンバーの意見をミックスしていくチームも。

途中、片麻痺、下半身麻痺がある方や失語症、難聴等条件を加えさせていただくと
「だったらこうしたらどうかな」
「その条件だとこのままでは楽しめないかもしれないね」
と、高齢者体験をしたことで、どうしたら皆が楽しめるかを考えることができました。

最後は各チーム発表していただき、これから12月になっていくにつれ、クリスマスまでの日々を楽しみにするブーケづくりをする企画、松ぼっくりやどんぐり等秋の自然・植物でハンドメイド作品を作る企画、これからの季節に合いそうな暖かいなおでんやお汁粉を味わいながら紅白歌合戦を行う等五感をふんだんに使った企画、栗やきのこをふんだんにつかい、さらにフロアを紅葉の折り紙などで彩る秋の食の色彩企画等。

素敵な企画を発表していただきました。
その際、なぜ、なんのためにもしっかりと考えて・答えていただきました!

介護の仕事がお世話だけではなく、お客様の生きがいや楽しみをチームで作ることも仕事であることが理解いただけたようです。
介護の仕事に就かなくても、このようなチームで仕事をすること、企画・合議することは社会人にはよくあることですし、高齢者はどの産業でもお客様として対応もします。
サービス・商品企画などでもどのような気持ち・状態であるかを理解することも大事です。
また、いつ自分や家族等が介護が必要になるかもわかりません。

今回のほんの一部でしたが体験を通して、介護・介護士の仕事や役割を理解して・イメージが変わっていただければ幸いです。
当該イベントの経験を通して皆さんが、共に志太3市の発展を築ける社会人になっていただけることを願っています。

焼津中央高等学校様、志太3市役所様、静岡新聞社様貴重な機会をありがとうございました。