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【研修】介護技術講習会を開催しました。

高麓では、「”最期まで自分らしく生きる”を増やす」理念を実現するため、日々のサービスの質向上、職員育成のために教育研修委員会があります。
教育研修委員会では、年間を通して介護職員のスキル向上をサポートする研修を運営しています。
その一環で今回10月31日と11月20日に、有志の特養介護職員を対象にした「介護技術講習会」を今年度初めて開催しました。


介護技術講習会を開催した背景に、ベッド上で食事介助させていただいているお客様が増えてきていることがあり、誤嚥防止の観点から負担のない姿勢作りと食事介助スキルを高めるため、お客様の食事を考える食事委員会とコラボし、今回この企画をしました。


講習会では、実際にベッドやポジショニングクッション、食事に必要な物品を揃え、実践的な勉強を行いました。
特に、食事形態の違いや姿勢の違いによる飲み込み具合について、実際に職員がお客様の立場として体験し、安全な食事介助とはどういうものなのかを考えました。


食事介助では、お客様の身体の状態を知ることに加え、食事形態と食事姿勢に関する分析を総合的に行うことが大切です。

様々な姿勢や食事形態を実際に試してみると、
「背もたれの角度が少し違うだけでも飲み込みづらいね。」
「頭がこの高さだと、首が窮屈で食べづらい。」
「一口が多いと飲み込めない。」
「トロミ具合が濃いと、のどを通る感覚がこんなに違うんだね。」
「足元を支えるクッションがあると安心感がある。」
など、たくさんの気づきがありました。


日々、根拠に基づいてケアを実践していますが、改めて学ぼうという姿勢を持って今回参加してくれた介護職員。
今後も、お客様の状態変化に合わせ介護技術の知識をアップデートし、職員の「成長したい」という気持ちを伸ばしていけるように勉強する機会を作っていければと思います。