11/24 本館3階 秋のくるみ絵
コロナ禍の制限も少なくなり、浦田農園等身近なところで外出することも増えてきましたが、
身体面でなかなか外に出られないお客様にも秋を感じていただこうと思い、長期入所とショートステイのお客様でくるみ絵の製作を行いました。
「くるみ絵」とは日本古来の押絵の手法を生かしながら、綿の代わりに和紙や、布等を使い台紙をくるんで作る絵で、
立体感が出るほか、手軽に、誰でも簡単に作れるような手法です。
今回は秋の風物詩「柿」を作ることにしました。
「くるみ絵って何だい？」
「聞いたことない、作れないよ」
等と始めは何をしていいか、消極的だったお客様もいましたが、
やり方をご説明して、一緒に作業していくと段々と乗り気に。
まずは和紙や台紙で秋の模様を模っていきます。
糊を使って細かい部分も織り込む等工夫も凝らしていきます。
「こういう作業は好き」
「凝りたくなっちゃうね」等と真剣な顔つきながら、個性あふれる作品が生まれていきます。
「どこに付けていこうかな」
「この位置でいいかね？」
始めのモチベーションはなんのその。
秋の彩へのこだわりが溢れていました。
このような製作作業はご自身で考え、作業する力を維持し、
また他者と行うことで協働動作、認知機能の維持が期待されます。
これからも施設内でできる季節を感じるレクリエーションができるように様々なことを企画したいですね！
