4/5 本館3階 新玉ねぎの味噌汁
3月に引き続き、浦田農園では新玉ねぎの収穫が進んでいます。
天気も穏やかだったので、お客様と一緒に畑に向かい収穫を行いました。
昔、畑をやっていたことのあるお客様だったので手慣れた手つきで作業していただき、スムーズに収穫できました。
フロアに戻り、旬の食材をいち早くお客様に味わっていただきたいと味噌汁を作ることに。
皮むきをからお客様に手伝っていただき、手際よく行われている姿を見て、
昔からこうして大切な家族に料理を作っていたんだなあ。
と改めて背景にあるご家族やその方の暮しを確認できました。
皮をむしるたびに香しく漂う、畑の土旨さ
刻んだ時に出る少し鼻にツーンと来るような辛味の匂い。
味噌汁に入れ、煮込むと少し甘みを帯びた、味噌汁の温かい匂い。
シーン毎に異なる匂いがフロアを覆い、完成を待ちわびるお客様方。
出来上がりとともにご提供。
熱々のお味噌汁から漂う湯気の熱気が頬をなぞります。
「フーフー」と少し吐息で冷やし、一拍置いて「ズズズッ」とあちらこちらで味噌汁をすする音。
喉が鳴ると共に「美味しいね」「いつもの味噌汁と違うな」と太鼓判を打つ声もあちらこちらから挙がります。
旬の食材を食べることは普段食べる食材よりも新鮮で栄養価も高く、
その時期に起こりやすい体調不良をカバーする効能が期待できる成分が多く含まれていると言います。
そしてやはり美味しさも違うので、お客様たちも「いつもとは違う」と感じるようでです。
その違いは日常とは異なる気分転換や、季節感を五感で覚える高揚感を提供できているのではないかと思います。
これからも旬の食材を使い、お客様の生活に変化や気づきをもたらしていきたいですね。