9/3 志太3市若者地元就職推進事業主催「校内仕事体験フェス」焼津中央高等学校に参加しました。
志太3市若者地元就職推進事業主催「校内仕事体験フェス」に、高麓も参加しました。
このイベントは、志太3市(焼津、島田、藤枝)の高校生を対象に地元企業が学校に集まり、仕事の魅力やリアルを「体験型」で伝えるものです。今回は焼津中央高等学校で開催されました。
今回の体験フェスでは、学生の皆さんに介護士の仕事について知っていただくことを目的に、「介護士の仕事内容」についてお伝えした後、「高齢者疑似体験」「レクリエーション企画」を体験していただきました。
まず初めに、スライドや動画で介護士の仕事が生活介助だけでなく、生きがいや季節を感じられるような楽しみを作ることも仕事であると知っていただきました。
次に、レクリエーションを提供するお客様の理解のため、高齢者疑似体験を通し、高齢者の見え方、聴こえ方、身体の状態を理解し、どんな企画なら提供できそうかと解像度を高めていただきました。
次は、いよいよ「レクリエーション企画」です。今回は「9月」に開催するレクを考えていただき、「レクのテーマ」「何のためにやるのか」「演出」「飾りつけや演出」の視点をもつことをお伝えしました。
話し合いの中では、
「9月って、まだ夏みたいだけど、少しずつ秋になるよね」
「秋といえば、サツマイモやブドウ狩り?」
「敬老の日や、お月見もあるよね!」
とアイディアが飛び交います。
「車いすの人もいるから、座ってできるものがいいかな?」
「上手く咀嚼できない人もいるだろうから、食べやすくしよう!」と、
高齢者疑似体験で得た学びを活かして、参加するお客様の身体状況に配慮しながら、試行錯誤する姿が見られました。
今回は4つのグループが企画を考え、発表してくれました。
1つ目のグループでは、落ち葉や枯葉を月の形のちぎり絵を制作する企画。
秋の紅葉と月見を掛け合わせた面白いアイディアです。この企画は、ひとりの学生さんが保育園に通っていた頃、落ち葉を張り付けて楽しく遊んでいた話から、企画に発展しました。
2つ目のグループでは、「焼き芋」を取り入れた企画です。
ただ焼き芋をお客様に提供するだけでなく、「安納芋」や「紫芋」、「シルクスイート」などの様々なサツマイモを用意。さらに、焼くときに使用する銀紙の内側に絵等を描き、開けた時に自分の物だとわかるような個性が出る工夫も取り入れました。他にも、焼き芋の中に「あたり」を仕込むアイディアや、会場の飾りつけとして、サツマイモのオブジェを設置する案も発表してくれました。サツマイモによって、見た目や味にも変化があるため、お客様が「どれにしよう?」と選ぶ楽しさも生まれそうですね。
3つ目のグループでは、大学芋とスイートポテトを食べることを楽しむ企画です。
2種類の中から好きなものを選べる楽しさに加え、「カラースプレー」をトッピングできる工夫がありました。またBGMには、高校生らしい「流行りの曲」と秋を感じる童謡の「虫のこえ」等を取り入れることに。話し合いの中では「秋らしく、鈴虫を部屋に飾るのはどうか」という意見も出ましたが、虫が苦手なお客様がいるだろうと配慮して、懐かしさも楽しめる今回の形にしたそうです。
最後のグループでは、「ブドウ狩り」と「お月見」を組み合わせた企画です。
棒に洗濯ばさみでブドウを吊るし、実際のブドウ狩りのようにして楽しめるようにしました。さらに、室内にはススキや月見団子、ブドウなどを飾りつけ、記念撮影できるスペースも考えました。話し合いの中では、外出することが難しい方や車いすを利用している方にも楽しんでもらえるよう、室内で行う方法を考えました。また、食べ物をうまく噛んだり飲み込んだりすることが難しい方にも参加してもらえるように、「丸いゼリーを作って袋に入れ、ブドウのように吊るしてみてはどうか」というアイディアも生まれました。最初に出たアイディアをそのまま形にするのではなく、「参加する人全員に楽しんでもらうには?」と考える中で、新しい工夫が生まれていったことが印象的でした。
今回の体験を通して、皆で意見を出し合い、一緒に考えていく過程も楽しんでいただけたようです。それぞれのグループらしさが感じられる、個性豊かな企画発表となりました。
レクリエーションは、お客様の笑顔を間近で見ることができ、やりがいや達成感を感じられる仕事の一つです。今回の体験を通して、介護士の仕事には、生活を支える介護だけでなく、お客様の生活に生きがい楽しみをつくる仕事もあることを知っていただけたようです。
今回の企画を通して経験した、自分の考えや意見を相手に伝え、みんなで話し合いながら一つの意見にまとめていく力は、どのような仕事に就いても必要となる大切な力です。また、どのような仕事においても、高齢者の方と関わったり、高齢者を対象としたサービスや企画について考えたりする機会があることをお伝えしました。
最後に、学生の皆さんが、「介護の仕事が自分の生活とどうつながっているのか」「介護の仕事がなくなったら生活はどうなるのか」と考える機会がありました。皆さん一人ひとり真剣に考えてくださり、「介護士が高齢者を支えることで、家族が安心して働くことができ、社会が循環している」と、介護を少し身近に感じていただけたようでした。
今回の体験が、「介護」の仕事の魅力を知っていただくと共に、少しでも皆さんの将来の選択肢を広げることにつながっていたら嬉しく思います。
焼津中央高校の皆様、先生方、志太3市若者地元就職推進事業の皆様、ありがとうございました。
高麓では、今後も地域の教育機関と連携しながら、キャリア教育や福祉教育への協力を続けてまいります。ご要望に応じて内容は柔軟に対応可能ですので、お気軽にご相談ください。





