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8/10 デイサービス 「漢」による「漢」のための「漢」の料理教室

現在デイサービスをご利用の男性のお客様は「男子厨房へ入るべからず」と言われてきた時代を生きてこられた方々。
しかし、現在は一人暮らしをされていたり、奥様の介護等をされ、ご自身が料理をする環境にいる方も少なくありません。

また介護、介護サービスを受けているとはいえ、まだまだご自分のことをご自分で行っていくことも必要です。
そのため、自ら食事を作り、料理を覚え、その「愉しさ」を味わっていただきたいという想いから、趣味クラブとして【「漢」による「漢」のための「漢」の料理教室】を始めました。
今回はコロナ禍ではありますが、団結力もって取り組め、且つ個性が出せるよう「お好み焼き」を作ることになりました。

皆様のお家もそうだと思いますが、「お好み焼き」は字のごとく、各ご家庭のルールがあります。
本来ならば、参加者様の意見を聞き、ルールを調整してから始めるでしょう。

しかし!これは【「漢」による「漢」のための「漢」の料理教室】!
担当も男性職員です。

担当者は言います!
「細かいことは気にしない!みんなで美味しいお好み焼きを作ろう!出来上がったものが答えだ!」と!
これが【「漢」による「漢」のための「漢」の料理教室(しつこい)】の鉄の掟(ルール)となり、料理が始まりました。

生地作りのため、キャベツを切ったり、卵を割り入れたり、生地を混ぜたり…。
それぞれ料理の技量も違い、几帳面、豪快等性格も異なりますが、鉄の掟に則り、
声を掛け合いながら、漢らしいチームワークで料理を前に進めていきます。

「紅ショウガは後乗せだろ?」「いや先じゃないか?」「具材はもう入れないとじゃないか?」
普段行わない作業も多く、皆の頭の上に「?」マークが浮かぶ中でも、
その都度話し合って「細かいことは気にしない!」の精神で生地が完成しました。

さぁ次は「焼き」です。
ホットプレートで焼いていきます。
ジュー…。

「もういいかな(ボソッ)」
クルッ!
「あ!」
ひっくり返す時間が早く、形が崩れます。

「食べたら一緒だよ!」「お好み焼きだからいいんだよ!」
待ちきれず、返しの頻度が多くてぐちゃぐちゃになるお好み焼き…。

でも盛り上がる!それが【漢の料理教室】!

さぁ完成です。
割れているのもありますね(笑)

出来上がったら揃って皆で食べるのでは!?
待ちきれず、皆次々にご自分の分を食べ始めてしまいました。
これが【漢の料理教室】!

周りのことはあまり気にしない。
これも一つの「自分らしく生きる」の答えなのでは!?と職員は思いました。

まさに「俺の時代」を生きた方たちの生き生きとした時間でしたね。
ちなみに味は「俺たちが作ったから美味い!」だったそうですよ。

今回参加された男性のお客様の中には普段あまりお話をされない方もいました。
しかし、料理というツールを通すことで連帯感が生まれ、「漢の会話」が沢山でき、絆も深まりましたね。

今後も定期的に「漢の料理教室」は開催していきたいと思います。
また、女性のお客様にはレディース「スウィーツday」等スポットをあてた趣味クラブを創っていき、より飽きずに通いたいデイサービスを目指していきます。