8/29 ユニット３階 アイブロウを買いにイオン焼津店へ！
ユニット３階、とある日。
「これ(眉)描くやつ、きれちゃっただよ～。」
とM様が、担当の職員に教えてくださいました。
「今はアイブロウも色んな色がありますよね。」と職員が話すと
「そうなの？」と目を丸くして「見てみたいね。」とおっしゃいました。
来ました、担当職員の出番です。
このような生活の困りごとや相談事に、担当の介護職員はじめ、高麓の介護職員が応えさせていただきます。
「ではでは。」と一緒にアイブロウを買いに行く提案をし、イオン焼津店への外出を企画しました。
以前にも、M様と担当職員で靴の新調に外出しました。
お買い物に出かける機会が募るたびに、M様の好みなどを新たに知ることができ、
M様・職員ともにワクワクした気持ちで…いざ出発！
M様は時折「決めきれるかな…。」と不安そうな様子もありました。
悩む時間も含めて共に経験できることが、職員にとっては喜び。焦らなくても良いようにと
「良いのがあれば買いましょう。特になければ色々散策しましょう。」
と伝えさせていただくと、少し気持ちが楽になったようでした。
気を取り直し、ワクワクしながら向かう道中。
「前の車"富士山ナンバー"だよ、珍しいね。」「ここに昔住んでただよ。」と車窓の風景を楽しまれていました。
景色を次々と見送りながら、イオン焼津店へ到着。
目的のアイブロウを求め、化粧品コーナーへ向かいます。
イオン焼津店では、ブランドも種類も豊富に揃えてくださっているので、
「どれにしようかな。」と悩まれるM様。
いくつか手の甲にお試し描きしました。
M様と職員。お互い普段からメイクする者同士、相談しながら見比べます。
「やっぱり黒が良いね！」「鉛筆の形が描きやすいかな、これにするよ！」
と自分に合ったアイブロウを決定。
ついでに、化粧水の詰め替えも購入しました。
お会計は、機械化した見慣れないセルフレジ。
お札を丁寧に投入口に吸い込ませるM様は、慣れないながらもご自身でお会計しました。
新しい体験ですね！
店内では食品コーナー、洋服コーナー、本屋へも巡り
「目の保養だね！」と終始辺りを見渡し、声が弾まれていました。
買い物を終えた後も時間のゆとりが沢山あった為、職員の買い物に付き合っていただきました。
それは、月末で別部署へ異動する職員への贈り物です。
M様にとっても慣れ親しんだ職員。
「次の部署でも頑張ってね」の気持ちを込めて、一緒に選んで下さいました。
（施設に戻ってから早速その職員さんへプレゼントを贈り、
M様も一緒に「頑張ってね！」と応援の気持ちも伝えることができました。）
「幾つになってもお化粧を楽しみたい。」
その気持ちを我慢しなくてもいいんだ、これからもそのような気持ちを持っていていいんだ
と感じていただける機会となっていたら幸いです。
車椅子だから出かけられない、申し訳ないという負い目を感じることがないような「自分らしく生きる」を支える企画や提案を
今後もお客様と共に計画して行きたいと思います。
イオン焼津店様、ありがとうございました。
