6/25 ユニット2階 紫陽花ドライブ
現在高麓では、ご家族様の面会も徐々に制限を緩和しています。
コロナ禍を通してこれまでより一層感じたこと。
それは、お客様とご家族様の繋がりを大切にさせていただきたい、ということ。
ユニット2階では、4名のお客様と紫陽花を見に「林叟院」へドライブし、その際に
A様とB様のご家族様も一緒に参加されることになり、ご家族様との時間を過ごしていただきました。
林叟院に到着すると、色とりどり、大小さまざまな紫陽花が並んでいました。
ちょうど6月25日は見頃がピークを迎えた頃でした。
林叟院の紫陽花は、50年近くかけて挿木で少しずつ花を増やしていったそうです。
3mほど高いところまで伸びている紫陽花もあったり、顔ほどある大きさの紫陽花もあったりと、素敵な空間です。
外出することで季節を感じ、普段と違った景色を見て視覚や聴覚から刺激を受けると、
大脳が活性化され、認知症進行の抑制にも繋がります。
お客様は紫陽花を見て「綺麗だね。」と言ったり、触ろうとして手を伸ばすなど
興味を持って動こうとされる姿も見られました。
普段はなかなか交流することが難しいご家族様とも、
紫陽花を見ながら会話する「家族の時間」が有意義な時となっていただけましたら幸いです。
今回はご家族様と紫陽花を観に行くことで、日頃の様子を知っていただくことができました。
「今回は声をかけていただき、ありがとうございました。」
と言葉をいただきました。
こちらこそ同伴いただき、ありがとうございました。
紫陽花といえば、世界中で親しまれているお花の一つ。
フランスの名画家ポール・セザンヌが描いた妻オルタンスの肖像画が思い出されます。
紫陽花はフランス語で「オルタンス」と言います。
紫陽花色の素朴なドレスを纏ったオルタンスは、
芯のある強さと品ある柔らかさを兼ね備え、
紫陽花のように美しく、時代を超えて多くの人の心を魅了しています。
フランスの名画家ポール・セザンヌは、オルタンスの肖像画を幾度も描いてきました。
このセザンヌにとっても妻の存在がいつも支えになっていたそうで、「家族」の強い信頼関係に感動します。
そのようなご家族様との関係性、時間をこれからも大切にさせていただき、
今回の経験を活かして今後も外出の計画を立てていきたいと思います。