5/9 きすみれ 松風閣でアフタヌーンティー＆水族館
外出の機会を増やし、社会との関わりを増やすことも１つの目的としてサービス提供している「認知症対応型デーサービスセンターきすみれ」では外出の機会を多くしています。
今回は地元焼津の松風閣でアフタヌーンティーと焼津の水族館へ繰り出しました。
まずは松風閣の建物に入ると
「いや～いいところへ連れてきてもらった！」
と明らかな表情のきらめき。高揚感が伝わってきます。
入口のウェルカームボードで自分たちの名前を見つられ
「ようこそって言われるのは嬉しいよね。」
松風閣様ありがとうございます。
ケーキセットをショーケースから選ぶのもワクワク。
店員の方にも丁寧にご案内いただき、目を見開いて注文の品を迎えるお客様。
「あれ頼んでもいいかな？」
と職員に少し恥ずかしそうにお話してくださいました。
席は景色のいい窓際へ。
特別な午後のひと時を堪能します。
「これ好きなんだよ～」
と一気にジュースを飲み干すお客様。
ケーキもとても美味しく、景色も堪能。
「晴れていたら富士山も見れたかな。そしたらもっと最高だったね。」
生憎の曇天でしたが
「今日はこんな体験ができて幸せだな」と笑顔。
コーヒーも飲まれましたが、
「いつもきすみれで飲むコーヒーより少し苦いね」としかめっ面
「でも今日は最高だから美味しいよ」と再び笑顔
会計もご自身でされ、まだまだ社会と繋がれることを認識していただきます。
食後、ホテルに天皇陛下ご一家がいらした時の写真やさざれ石の展示を見学しました。
20年前のことだったので、
「20年前は何をしていたかな…」
と思いを巡らされていました。
食後のドライブは焼津の水族館の１つ深層水ミュージアムへ。
オオグソクムシにビックリしたり、黄色の魚に「きくちゃん」と名前を付け、
「おーい、きくちゃん。出ておいでよ」
と水槽をのぞき込んだり、童心に帰って楽しむ姿が見られました。
最後は施設の近くの晴れていれば富士山がロケーションよく見れる「恋人の聖地」で記念写真。
帰りの車中では、懐かしい商店街を通り
「結構昔からあったお店閉まっちゃってるね」
街の移り変わりをキョロキョロしながらドライブを楽しまれる。
お部屋の中よりも、車中では会話に花が咲き、活き活きした様子が見られました。
今後も食事や観光を通して社会とのつながりが持てるような外出の機会を増やしていきたいと思います。
