5/26 デイサービス お守り作り教室
気づけばあっという間に上半期も終わろうとしています。
季節や気温も変わっていく頃ですが、実は皆さんが1年の始めに気にする(?)運気も下半期になると変化しやすいのです。
上半期は前年の影響を受けやすいのですが、下半期になるとまたは流れが変わってきます。
今回は今後の運気をよくするため、日々の過ごし方の意識を持ちつつ、指先の機能向上を目的にお守り作り教室を機能訓練士が企画。
自分のお守りを作るという達成感を得ながら、製作活動の楽しさを通して認知機能へのアプローチにつなげます。

企画実施にあたり、普段活動参加が少ない方や細かな作業が苦手な方等、様々なお客様が参加できるよう工程1つ1つを簡単でわかりやすい作り方になるよう工夫しました。
まずは、台紙や飾りのシール等の材料選びをデイサービスの特徴である「自己選択・自己決定」に基づきご自身で選択していただきました。
「何のお守りにしようかな」
「このシール可愛い!」
等各お客様のセンスや好みが見受けらました。
シール選びでは皆さん眼を輝かせて飾りつけに取り組まれ、自分で決める事が難しいお客様が誰よりも早く可愛らしいシールを自ら選んでいて、普段では見られない様子も見られました。
出来上がる姿を創造して、組み立てていくことも脳への大事なアプローチです。


選んだ後は「台紙を折る」「ハサミを使って切る」「お守りとなる字を書く」等、さまざまな道具を使って考えながら作業する事で指先の巧緻動作を促し、脳の血流促進とともに認知機能へのアプローチにつなげました。

お話をしながら作業する方、黙々と作業する方様々でしたが、皆さん思い思いのセンスを活かしたお守りが完成!!

「開運」「健康運」といった王道のものから、施設内通貨ダラーの獲得を目的とした「金運」、「転ばない」、「なんとかなる」等ユニークなお守りまで。
オリジナリティ溢れるお客様の「世界に1つだけのお守り」ができました。

お守りは名札としての役割もあったので、鞄やこうろくダラーのお財布に付ける方、奥様や息子様へのプレゼントとして作られた方等目的も様々。
出来上がったものを自身で見られ
「見て、よくできてるでしょ?」
「二つ作ったの!」
等、今回の企画を大変喜んでいただきました。



製作の様子を見られていた参加者以外のお客様からも
「私も作ってみたい」
と、ご要望があり、臨時で対応する等関心が高い企画でした。
誰かがやっていることで、別の方の心も動く瞬間があります。
今後もお客様の興味関心を把握しながら周りを巻き込めるような企画でお客様の活動意欲を引き出し、楽しみながら心身機能の向上や認知機能へのアプローチにつなげる企画をしていきます。