4/24デイサービス 漢の○○シリーズ「お手軽餃子を食べよう」
デイサービスをご利用のお客様には、自宅でもできる楽しみがデイサービスで見つかれば、という想いも込めてさまざまな活動を企画しています。
今回は男性のお客様を対象に3回目の開催となる「漢の〇〇シリーズ」を開催。
現在デイサービスをご利用の男性のお客様は「男子厨房へ入るべからず」と言われてきた時代を生きてこられた方々。
しかし、現在は一人暮らしをされていたり、奥様の介護等をされ、ご自身が料理をする環境にいる方も少なくありません。
今まで2回この企画を実施してきましたが、その中で「作る(手作りで)為の支援って、その方の日常生活に本当の意味で寄り添えているのかな?」という職員から意見が出ました。
手作りで作ることは脳や手先や健康にも良いことですが、定着して実施できないと一過性になってしまい、本当の意味でその方の日常生活に寄り添っているとは言えません。
そこで今回は簡単にでき、巷でも無人販売等で賑わいをもつ「冷凍餃子」に着眼して企画を実施することになりました。
日本人なら嫌いな人がいないと言われる餃子。
冷凍であればお手軽にでき、「これなら自宅でもやってみようと思うのではないか!」
「家で日常的に出来ることの支援をしたい」
今回の企画にはそんなデイサービスの職員の想いがあります。
ということで、漢の〇〇シリーズ「お手軽餃子を食べよう」スタートです!!
今回用意したお手軽餃子は、3種類!
●味の素の冷凍餃子(油無し水なしで焼けるお手軽餃子)・・・東京オリンピックで評価の高かった商品
●宇都宮のはちまん餃子・・・焼津市内での無人販売されています
●「本当においしい餃子(浜松)」・・・杏林堂で限定販売している浜松餃子
この3種の餃子を焼いて、食べ比べました。
なんだか、テレビ番組でありそうな企画ですね。
今回は8名の男性のお客様が参加してくださいました。
まずは味の素の5分で焼ける餃子に取り掛かります。
初めて冷凍のままの餃子を見るお客様もおり、
「ここに並べりゃぁいいだな」と手際よく並べる方
「ここにおきゃぁいいだら」と餃子の入っているケースをいきなりひっくり返してしまう豪快な方
じっと見つめている方
など、様々に餃子と向き合っていました。
調理をしてみると…
「油も水もいらないなら簡単でいいな」とお客様。
「なら、家でも出来そうですね」と職員。企画の意図が伝わり、思わず嬉しくなります。
普段家事をされている方でもお手軽さは家庭の味方ですもんね。
5分程で焼け、羽がきつね色になるのを待っていると「ごま油を入れるともっとおいしいですよ」と職員からアドバイスが入ります。
早速餃子の周りにごま油を指していくと…
ふわっとごま油のいい香りがデイサービスのフロア中に広がりました。
これには女性のお客様も「何焼いてるの?」と見学に。
「東京オリンピックに出場した選手も食べていた餃子なんだ」等と盛り上がりました。
もう一つのホットプレートは焼き餃子の王道。油をひいて綺麗に餃子を並べ、焼き色がついたらお湯をさし蓋をして待つこと数分。
羽はつけないタイプでしたが、こちらもごま油のいい香りが漂いました。
餃子といえばお米が欲しいですよね。
本日はお米から研いでご飯を炊きました。
餃子を焼いている間にごはんをよそう担当の方もいつもより大盛りにしています。
カロリーは多めですが漢はこうでなくっちゃ!と密かに思ってしまう職員。
味比べの予定でしたが、焼き上がればみんな一緒。
どれがどれ?
ここも漢シリーズの「細かいことは気にしない」の定番ですね。
食べる時は黙食?声を発することなく、黙々と召し上がっていました。
食べた後の感想は「デリシャス!」でした!
漢の○○シリーズも、今後は料理だけでなく農園での収穫作業へと活動の種類を増やして行ったり、お客様からの「釣りに行ってみたい」「山登りをしたい」など要望・願いを実現していきたいと思います。