11/19 デイサービス えびす講
焼津市の恒例行事である”えびす講”。焼津市では”あらやのおいべっさん”との愛称で「大漁」「商売繁盛」「五穀豊穣」を願い昔から市民に親しまれている伝統行事です。
神社に参拝が難しい方にも参拝いただこうと高麓デイサービスセンターでも毎年祭壇を作り崇め伝統を継承し、お客様から参拝の意義を得られると喜ばれています。
また、飾った野菜や果物は最後にくじ引きをし、当たった物をお客様に持ち帰って頂く事で、ご自宅でもえびす講の話をし、コミュニケーションを図ることができます。
「そろそろ時期だね」
とお客様たちも季節や習慣のお話をよくフロアでされます。
今回祭壇の飾りつけはお二人のお客様にお願いしました。
「これはここ」「このほうがきれいだね」と
お二人とも野菜や果物を手際よく並べてくださり立派な祭壇が完成しました。
完成するとお客様が次々とお参りに来ます。
祭壇を見ただけで”おいべっさん”とわかってしまう程、このえびす講は皆様に浸透しているのだなと改めて感じました。
また、おいべっさんの日は焼津市民によって特別な為、今回は菊の形をした”ねりきり”をおやつとしていただきました。
やはり甘いものは皆様大好きで、とびきりの笑顔で召し上がっていました。
最後のくじ引きでは、何が当たるのか皆様のワクワクした表情が見られました。
「やった~これが欲しかったんだよね」
欲しい物が当たり大喜びの方や
「これか…まぁ当たらないよりマシかな」と
苦笑いされる方等、
周りの方と大盛り上がりし、各々楽しまれていました。
伝統行事や昔の慣習は過去の記憶を呼び起こすことで脳の活性化が図れます。
普段の機能訓練や新しい刺激を提供し、生活を豊かにすると共に、昔懐かしむ大事な伝統も今後も大事にして、皆さんに楽しんでもらいたいと思います。