10/11 居宅 いきいきサークル～自分でいつまでも生き生きと暮らすために
高麓居宅介護支援事業所では東益津地区の方々が高齢になってもいきいきと生活出来るように、
地域貢献活動として毎年「いきいきサークル」を運営しています。
この活動は地域で暮らす方々と、身体機能を維持することや地域住民の集いの場を確保することで気分転換を図り、
1人1人の健康活動に対しての意欲向上に繋げることを目的としています。
今月は先月行った体力測定の予行練習の成果を発揮すべく、
自身の体力測定を行うと共に会員同士の交流を深めるため、
折り紙を使った『お福分け鶴』の製作を行いました。
今回も講師は高麓デイサービスセンターの作業療法士が務めました。
●体力測定前の準備体操
まずは、体力測定の結果を万全にするべく、ならし運転のための準備体操を行いました。
皆さんおなじみの全身運動のラジオ体操や血流を良くしたり、認知症予防にも効く「ぐーぱー体操」を行いました。
気温がようやく秋らしくなり、運動もしやすくなりました。
身体を動かす喜び・楽しみを感じながら、測定に向けて身体を温めます。
●体力測定
測定は「握力」「片足立ち」「3m往復歩行」の3種を行います。
サークル内や自宅等での日々の成果を発揮する時。
結果を知る緊張と期待の中、皆さん測定に臨みました。
結果は…。
今回の測定では多くの方がサークル開始時より数値向上していました！
どの方もサークルでの講義内容を真剣に聞いてくださり、
健康増進・身体能力向上のための意識を回毎深め、
日常的に取り組んでくださっている成果ですね！
終了後、講師より身体機能維持の重要性と次回の測定に向けた
筋力アップのためのアドバイスがありました。
●お福分け鶴の製作
いきいきサークルでは、日々の生活に潤いを持っていただき、
生き生きと暮らしていただけるような活動も行っています。
今回は趣味活動として、折り紙を使ってお福分け鶴と鶴を乗せる台を製作しました。
※お福分け鶴とは？
伝統おりがみの折鶴。お福分け鶴の中にお菓子や小物などを入れて羽根を綴じ、贈り物などに使う。
折りあげた時は、羽根が広がった状態であり、羽根の綴じ方のバリエーションとデコレーション、
また中に入れる物を工夫することによるアレンジ性が高く、個々人の趣味や好みを反映できる事が特徴。
折り紙は、手指の力の維持や脳の活性化につながると講師から聞き、
どの方も真剣な面持ちで、製作されていました。
手先が思うように動かない方や細かい作業が苦手な方も
職員や周りの方の力を借りながら、完成に向けて頑張ります。
皆さん時間を少し忘れてしまうくらい熱中されており、
自分なりのアレンジ、デコレーションを施し完成した出来栄えに大変感激され、
「家に飾る」「可愛いのが出来た」等の感想とともにご自宅にお持ち帰られました。
感染症が流行ってくる時期にもなっていきますが、
身体を動かしにくくなる冬に備え、
引き続き運動習慣を創る機会と生き生きした暮らしに繋がるような内容をお届けしていきます。
