お問い合わせ・ご予約はこちらまで

054-628-0070

ブログ

10/19 ユニット3階西 収穫したおイモで甘露煮づくり

浦田農園でサツマイモの収穫があり、フロアのお客様が収穫に参加され、大きなおイモを3つ持ち帰って下さいました。

「私が収穫してきたんだよ
「大きいですね!」「私の頭よりも大きいんだよね!」
おイモを中心に会話が弾みます。

「このおイモどうしましょうか」
「せっかく採ってきてくださったから、皆で共有したいね」

職員が、このおイモを美味しく食べられるようレシピを調べ、甘露煮作りを行うことになりました。
サツマイモの甘露煮はサツマイモに元々含まれているビタミン類やカルシウム、カリウムなどのミネラルが、
加熱することにより、より強くなり、美肌や風邪予防に効果的なので、この時期にぴったりですね。

収穫していただきましたお客様にも調理にご協力いただきました。
トントントンとリズミカルにおイモを切っていただきます。

切ったおイモを砂糖等の調味料とともに煮ていきます。
おイモの甘い香りがフロアに漂い、ほんわかしたムード。
「楽しみだねぇ」期待に心を躍らせます。

煮込んでいる間の待ち時間も雰囲気を楽しめるよう、「なんちゃって応援旗」を作成することに。
お昼ご飯を食べた後におやつ作りがあるので、応援旗を作りましょう。
と皆さんに依頼したところ「おイモの旗を作るの?これから食べるの?」
「いいねぇ、食べたくなるね!」と皆さんノリノリで快諾していただきました。

「おイモ」「甘露煮」とプリントした旗になぞりデザインを施し、完成。

煮込んでいる時間「甘露煮~頑張れ~」「甘くなれ~」等と甘露煮と調理している職員にエール?をいただきました。
中には10分以上応援旗を振ってくださる方も。
調理が直接できない方も「気持ち」で調理に加わっていただき、皆で創りました。

調理は味見の方が楽しみだったりますよね。
「まだ甘さが足りないね」「うん!良くなってきたね」「もうおいしいよ~!」等と感想をいただいて、
味を微修正して完成しました。

「甘くて美味しいよ」「応援した甲斐があったね」
と好評でした。

特に収穫したお客様は自分自身が採られたサツマイモということもあり、皆さんが喜ばれている姿を見て喜ばれていました。
皆さん笑顔ですと私たち職員も嬉しくなってきますね。

完食後も旗を気に入ってくださり、夕方までずっと車椅子に旗を付けて職員に見せて回ってくださる方もいらっしゃいました。

お客様の状態によっては全く同じ参加の仕方ということが難しい方もいらっしゃいます。
しかし、共同で生活する場だからこそ、個々のケアとは別に皆さんで一緒に何かをする「協同」ということも大事だと考えます。
そのため、色んな形での「参加方法」を考え、同じ物事に一緒に取組み、愉しんでいただくことも私たちの仕事だなと改めて思いました。
これからもいろんな形で皆さんと一緒に一つの事を取り組んでいきたいと思います。